Eコマース事業者が知っておきたい中国通関に関するいくつかのこと

もしかしたらあなたは、初めて中国マーケットに参入するEコマース事業者ですか?それともまだ動向をチェクしたいだけでしょうか? 中国での越境通販通関システムを構築しているEコマース小売業者の場合、中国の倉庫に在庫を保管する代わりに、中国消費者へ直接商品を海外から発送することができます。 その場合、最大の課題の1つは通関です。 個人が海外からの貨物を輸入する場合、2通りの申告方法があります。1つ目は通常の個人輸入としての申告、2つ目は保税区(越境EC試験区)を活用した越境通販貨物としての申告です。 どちらを選ぶべきか? 今言えることは、それぞれによる、ということです。 みなさんが念頭に置くべきいくつかの重要なファクターを整理してみましょう。


貨物の価格
個人輸入の場合の個人貨物とは、通常、個人的に使用される貨物を指し、複数のアイテムが入っていたとしても、1貨物あたりの価格は1,000 RMB未満でなければなりません。
ただし、分割不可能なアイテム(財布など)は1点のみであれば、上限は5,000元となります。 それ以上の価値のあるアイテムは、より高いレベルの承認が必要になり、通関にもっと時間がかかることになるでしょう。
越境通販通関の場合、1貨物あたりの値は2,000 RMB以下で、 さらに、年間の購入金額の制限は2万元です。

トランジットタイムのインパクト
個人輸入の場合、税関が入荷を承認するには通常2〜3日かかります。
越境通販通関の場合、出荷品目が税関に事前登録されているため、通常1日以内に出荷が可能です。


事前登録
越境通販通関を行うには、製品は事前に税関に登録されている必要があります。 このプロセスは一般的に時間がかかりますが、販売する製品の種類によっても異なります。もし中国市場への取り組みを計画しているなら、事前登録は適切な対策でしょう。


関税と付加価値税(VAT)
これは製品カテゴリによって異なります。 ほとんどの場合、越境通販通関のほうが個人輸入よりも低くなります。 個人輸入の関税は、通常、付加価値税または消費税が適用されず、出荷製品のタイプに応じて、15%、30%、または60%の行郵税がかかります。 越境通販通関の関税は、通常、割引された付加価値税(付加価値税の70%)と消費税で、通常11.9%または26.37%となります。税率は製品カテゴリによって異なります。 しかし、個人輸入は行郵税額が50元未満場合はそれが免除されるので、小額商品(333元未満で税率が15%の商品、165元未満で税率が30%の商品)の場合は、 それらを個人貨物として送る方が理にかなっているかもしれません。

中国企業要件
越境通販通関を利用するためには、登録の際に合法的な中国企業が必要になります。 もちろん、代理人を雇うこともできますが、適切な方法は、あなた自身の中国企業を設立することでしょう。これにより、支払いや資金決済を扱う際の作業も簡単になります。 個人輸入の場合、中国企業は必要ありませんが、荷受人は身分証明書のコピーを提出する必要があります。

まとめ:
あなたが初めて中国の消費者に販売する小規模な事業主なら、それほど取扱量は多くない可能性があり、市場に出たいと思っているかどうかは分かりません。
貨物価格が行郵税が免除されるくらい低いものであれば、個人輸入を利用するほうが良いでしょう。
しかし、あなたが有名なブランドで、少なくとも数百のSKUの商品を中国市場に投入したいのであれば、越境通販通関を採用して、製品を事前に税関に登録しておくのが理にかなっているでしょう。 その後、一度ボリュームが増えれば、中国の倉庫でアイテムを保管し在庫交換することで、より迅速な配送が可能になります。

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